セルの書式設定_配置
エクセルを使用していると書式設定という言葉をよく聞くと思います。
簡単に言うと、エクセルを見やすくするためにフォントの大きさや色を変更したり、表に罫線を入れたり、数字を自動でカンマ区切りにする、マイナスは赤字にするなどを書式設定と言います。
書式にはいくつか種類がありますが、まず最初に覚えるべき基本的な書式が5つあります。
表示形式・配置・フォント・罫線・塗りつぶし、この5つが基本の書式設定となります。
ここでは基本の5つの書式設定のうち配置について学習します。
文字の配置(横位置)
まずは「標準配置」の書式設定をご紹介します。
基本的にエクセルは特に指定がなければ、セルに値を入力した際に横配置は標準で入力されます。
そのため、標準配置の書式設定は、どちらかというと既に何かしらの書式設定されているものを標準に戻す際に使用することが多いです。
標準
下の図のように、既に中央揃えになっているセルを標準配置に戻してみましょう。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
書式を設定したいセル(B1、B2セル)を両方選択した状態でマウスを右クリックすると下の画像のような一覧が表示されますので、セルの書式設定をクリックします。
すると、セルの書式設定というダイアログボックスが出てきますので、左から2つ目の配置を開き、左側にある【文字の配置】のすぐ下にある【横位置】のプルダウンから「標準」を選びます。
最後にOKを押すと選択していたB1セル、B2セルともに中央揃えから標準に設定されました。
標準配置の場合、文字列は自動的に左詰めに、半角数値は右詰めに表示されます。
リボンメニューから簡易設定
配置を標準に設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。方法は2つありますので、それぞれご紹介していきます。
- 方法1
標準配置の書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、下の画像の位置にある下の画像の位置にあるプルダウンをクリックすると、一覧が出てくるので「標準」をクリックします。
すると、選択していたB1セル、B2セルともに中央揃えから標準に設定されます。
- 方法2
標準配置の書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューを確認すると、現在設定されている書式のアイコンが凹んだような表示になっています。
このアイコンを押すと凹んだような状態から、何もない状態に戻ります。何もない状態に戻ると、先ほどまで設定されていた配置の書式が解除され、標準配置の書式に戻ります。
左詰め
「左詰め」の書式設定をご紹介します。数値を文字列同様に左から表示させてたいときなどによく使用します。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
左詰めの場合も標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開きます。
左から2つ目の配置タブを開き、左側にある【文字の配置】のすぐ下にある【横位置】のプルダウンから「左詰め(インデント)」を選びます。
最後にOKを押すと選択していたB1セル、B2セルともにから左詰めに設定されました。
リボンメニューから簡易設定
配置を左詰めに設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。
左詰めの書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューにある左詰めアイコンをクリックします。
左詰めのアイコンが凹んだような表示になり、選択したB1セル・B2セルに左詰め配置の書式が設定されました。もう一度同じアイコンを押すと左詰め書式が解除され、標準書式に戻ります。
中央揃え
「中央揃え」の書式設定をご紹介します。表の見出しなどによく使用されます。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
中央揃えの場合も標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き「中央揃え」を選びます。
最後にOKを押すと選択していたB1セル、B2セルともにから中央揃えに設定されました。
リボンメニューから簡易設定
配置を中央揃えに設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。
中央揃えの書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューにある中央揃えアイコンをクリックします。
中央揃えのアイコンが凹んだような表示になり、選択したB1セル・B2セルに中央揃え配置の書式が設定されました。もう一度同じアイコンを押すと中央揃え書式が解除され、標準書式に戻ります。
右詰め
「右詰め」の書式設定をご紹介します。表の右上に金額の単位を表示したり、署名を表示する際によく使用されます。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
右詰めの場合も標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き「右詰め(インデント)」を選びます。
最後にOKを押すと選択していたB1セル、B2セルともにから右詰めに設定されました。
リボンメニューから簡易設定
配置を右詰めに設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。
右詰めの書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューにある右詰めアイコンをクリックします。
右詰めのアイコンが凹んだような表示になり、選択したB1セル・B2セルに右詰め配置の書式が設定されました。もう一度同じアイコンを押すと右詰め書式が解除され、標準書式に戻ります。
繰り返し
繰り返しはセルの中で表示できるだけ何度も繰り返して同じものを表示してくれます。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
繰り返しの場合も標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き「繰り返し」を選びます。
最後にOKを押すと選択していたB1セル~B3セルが繰り返しに設定されました。
繰り返しはスペースがあるように見えても、入力した値が全て繰り返し表示できるだけのスペースがないと表示しないので注意してください。
例えば「あいう」を繰り返しする場合、全角2文字分のスペースがあったとしても「あい」のように途中までを表示することはなく「あいう」の全角3文字分のスペースがないと表示されません。
リボンメニューから簡易設定
配置を繰り返しに設定する際はリボンメニューから直接設定はできませんが、セルの書式設定のダイアログボックスをリボンメニューから開く方法があるのでご紹介します。
すると書式設定のダイアログボックスが表示されるので、先ほどと同様に「繰り返し」を選びOKを押せば設定完了です。
両端揃え
横位置の両端揃えは、左揃えで折り返して全体を表示する設定になっている場合に、行の右端にある文字の位置がバラバラになっているものを、揃えて表示してくれます。
そもそもなぜ右端のバラつきが生じるかというと、同じ一文字でも文字や句読点によって横幅が異なるため、仮に一行目と二行目が同じ文字数でも、下の図のように右端が揃わないという現象が起きます。
そこまで目立たないものであれば良いですが、内容によっては右端のバラつきが目立つ場合は、両端揃えで整えます。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
両端揃えの場合も標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き「両端揃え」を選びます。
最後にOKを押すと右端も左端同様に、きれいに整いました。
リボンメニューから簡易設定
配置を両端揃えに設定する際はリボンメニューから直接設定はできませんが、繰り返しと同様にリボンメニューからセルの書式設定のダイアログボックスを開くことが可能です。
選択範囲内で中央
選択範囲内で中央の設定は、実際にはセルの結合をしていないけれど、セルの結合をしているように見せることができます。
下の図では見た目は同じですが、A列・B列の1行目と2行目はセルの結合を、C列・D列の1行目2行目はセルの結合ではなく、選択範囲内で中央の設定になっています。
見た目は同じでも、2行目の「4組」という値が入っているセルを見ると、セルの結合をしている方はB2セルというセルは存在せず、A~B列の両方でA2セルとなっているのに対して、選択範囲内で中央の場合は「4組」と入っているのはC2セルでD2セルとは分割されているのが分かります。
よく「セルの結合は可能な限り避けろ」や「セルの結合をすると嫌われる」と言われます。
なぜそういわれるのかは別記事で詳細にご紹介していきますが、ザックリいうとコピペがうまくできなかったり、正確なデータ集計ができなかったり、フィルター設定ができなかったり、セルの結合によって生じる悪影響が多いからです。
とはいえ、見た目を整えるのに結合したい場面は多々あると思います。
そういうときは、この選択範囲内で中央を使用することで、セルの結合をせずに見た目を整えることが可能です。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
選択範囲内で中央の場合も標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き「選択範囲内で中央」を選びます。
最後にOKを押すと、選択した範囲内で中央揃えになり、見た目はセルの結合と同じようになりました。
リボンメニューから簡易設定
配置を選択範囲内内で中央に設定する際はリボンメニューから直接設定はできませんが、繰り返しと同様にリボンメニューからセルの書式設定のダイアログボックスを開くことが可能です。
均等割り付け(インデント)
横位置の均等割り付け(インデント)は、セルの列幅変えても文字と文字の幅を自動調整して、均等に表示してくれる書式になります。
ただし、この書式は半角数字英数字には対応してないため、半角英数字のみのセルに均等割り付け(インデント)の書式を設定すると、中央揃えになるので注意が必要です。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
均等割り付け(インデント)の場合も標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き「均等割り付け(インデント)」を選びます。
半角英数字のみのセルに均等割り付け(インデント)の書式を設定した場合も確認しておきたいので、文字列・半角英数字・記号のすべてに均等割り付け(インデント)の書式を設定してみましょう。
最後にOKを押すと、半角英数字以外はセルの列幅に合わせて文字列が均等に割り付けられ、半角英数字のみのセルは中央揃えになりました。
リボンメニューから簡易設定
配置を均等割り付け(インデント)に設定する際はリボンメニューから直接設定はできませんが、繰り返しと同様にリボンメニューからセルの書式設定のダイアログボックスを開くことが可能です。
インデント
インデントは、セルの行頭もしくは末尾にある文字を字下げする書式になります。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
インデントの場合も標準同様に、セルの書式設定のダイアログボックスを開いて設定が可能です。
左詰め・右詰めそれぞれ見てみましょう。
- 左詰め
対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、横位置を「左詰め(インデント)」にし、インデントしたい文字数を設定します。
最後にOKを押せば、左詰めの状態で左側から1文字インデントされました。
2文字以上インデントしたい場合は、インデント数を「2」「3」と必要な文字数に変更すればOKです。
- 右詰め
対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、横位置を「右詰め(インデント)」にし、インデントしたい文字数を設定します。
最後にOKを押せば、右詰めの状態で右側から1文字インデントされました。
2文字以上インデントしたい場合は、インデント数を「2」「3」と必要な文字数に変更すればOKです。
リボンメニューから簡易設定
インデントは、どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。これも左詰め・右詰めそれぞれ見てみましょう。
- 左詰め
対象のセルを選択した状態で、リボンメニューのホームタブをクリックし、配置メニューの真ん中あたりにあるインデントのアイコンをクリックします。
1回クリックで1文字インデント、2回クリックで2文字インデントというように、インデントのアイコンをクリックした数だけインデントされます。
インデントのアイコンをクリックしすぎた場合や、元に戻したい場合はインデントする際に使用したアイコンの隣にあるインデントを戻すアイコンをクリックすると、1文字ずつ戻ります。
- 右詰め
対象のセルを選択した状態で、リボンメニューのホームタブをクリックし、配置メニューの真ん中あたりにあるインデントのアイコンをクリックします。
1回クリックで1文字インデント、2回クリックで2文字インデントというように、インデントのアイコンをクリックした数だけインデントされます。
インデントのアイコンをクリックしすぎた場合や、元に戻したい場合はインデントする際に使用したアイコンの隣にあるインデントを戻すアイコンをクリックすると、1文字ずつ戻ります。
文字の配置(縦位置)
中央揃え
基本的にエクセルは特に指定がなければ、セルに値を入力した際に縦配置は中央揃えで入力されます。
そのため、中央揃えの書式設定は、どちらかというと既に何かしらの書式設定されているものを中央揃えに戻す際に使用することの方が多いです。
下の図のように、既に上詰めになっているセルを中央揃え配置に戻してみましょう。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
中央揃えの場合も横位置の標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開きます。左から2つ目の配置タブを開き、左側の【文字の配置】ある【縦位置】のプルダウンから「中央揃え」を選びます。
最後にOKを押せば、対象セルが中央揃えに表示されました。
リボンメニューから簡易設定
配置を中央揃えに設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。
中央揃えの書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューにある中央揃えアイコンをクリックします。
中央揃えのアイコンが凹んだような表示になり、選択したセルに中央揃え配置の書式が設定されました。
上詰め
上詰めはセル内の文字列を上に寄せて表示してくれます。基本的にエクセルは特に指定がなければ、セルに値を入力した際に縦位置の配置は中央揃えで入力されますが、行の高さが高くなってくると中央揃えだと見にくいため、行の高さが高くなる場合は上詰めにすることが多いです。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
上詰めの場合も横位置の標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、左から2つ目の配置タブを開き、左側の【文字の配置】ある【縦位置】のプルダウンから「上詰め」を選びます。
最後にOKを押せば、対象セルが上詰めに表示されました。
リボンメニューから簡易設定
配置を上詰めに設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。
上詰めの書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューにある上詰めアイコンをクリックします。
上詰めのアイコンが凹んだような表示になり、選択したB2セル・B3セルに上詰め配置の書式が設定されました。もう一度同じアイコンを押すと上詰め書式が解除され、中央揃えに戻ります。
下詰め
下詰めはセル内の文字列を上に寄せて表示してくれます。基本的にエクセルは特に指定がなければ、セルに値を入力した際に縦位置の配置は中央揃えで入力されますが、請求書や領収書などでありがちな、金額を入力するセルの高さが高くて中央揃えだとレイアウト的に違和感があるなどの場合に、この下詰めを使用することが多いです。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
下詰めの場合も横位置の標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、左から2つ目の配置タブを開き、左側の【文字の配置】ある【縦位置】のプルダウンから「下詰め」を選びます。
最後にOKを押せば、対象セルが下詰めに表示されました。
リボンメニューから簡易設定
配置を下詰めに設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。
下詰めの書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューにある下詰めアイコンをクリックします。
下詰めのアイコンが凹んだような表示になり、選択したB2セル・B3セルに下詰め配置の書式が設定されました。もう一度同じアイコンを押すと下詰め書式が解除され、中央揃えに戻ります。
両端揃え
縦位置の両端揃えは、文字列がセルの列幅を超えた場合に、セルの上端と下端に揃えて表示してくれる書式です。似たような書式で均等割り付けと折り返して全体を表示がありますので、最後に違いについても記載しておきます。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
両端揃えの場合も横位置の標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、左から2つ目の配置タブを開き、左側の【文字の配置】ある【縦位置】のプルダウンから「両端揃え」を選びます。
最後にOKを押すと、対象セルが両端揃えになりました。
リボンメニューから簡易設定
配置を両端揃えに設定する際はリボンメニューから直接設定はできませんが、繰り返しと同様にリボンメニューからセルの書式設定のダイアログボックスを開くことが可能です。
類似書式との相違点
縦位置の両端揃えと均等割り付け、折り返して全体を表示は、一見すると似ていて違いが分からないという方も多いと思います。
文字列がセル幅を超えた場合と、セル内に収まった場合で比較すると違いが分かりやすいので、それぞれ画像にて比較したいと思います。
文字列がセル幅を超えた場合
- 両端揃え
上端と下端を揃えるため、見た目は均等割り付けと同じ表示となる。 - 均等割り付け
上端と下端の間に均等に割り付けられるため、見た目は両端揃えと同じ表示となる。 - 折り返して全体を表示
セル幅を超える部分を折り返して複数行に渡って全体を表示する。
もともとの縦位置の配置である中央揃えの書式を保っているため、セルの高さがある場合は上下に余白ができる。
文字列がセル内に収まった場合
- 両端揃え
セル内に収まっているため、セルの高さがある場合、見た目は上詰めと同じ表示になる。
ただし、あくまでも両端揃えなので、追記等でセル幅を超えた場合は上端と下端に揃えて表示される。 - 均等割り付け
セル内に収まっているため、セルの高さがある場合、均等に割り付けなので中央に表示され、見た目は折り返して全体を表示と同じ表示になる。 - 折り返して全体を表示
セル内に収まっているため、1行のみの表示ですが、もともとの縦位置の配置である中央揃えの書式を保っているため、セルの高さがある場合は上下に余白ができる。
均等割り付け
縦位置の均等割り付けは、文字列がセルの列幅を超えた場合に、上端と下端の間に均等に割り付けて表示してくれる書式です。似たような書式で両端揃えと折り返して全体を表示がありますので、違いについては下記リンクをご参照ください。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
均等割り付けの場合も横位置の標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、左から2つ目の配置タブを開き、左側の【文字の配置】ある【縦位置】のプルダウンから「均等割り付け」を選びます。
最後にOKを押すと、対象セルが均等割り付けになりました。
リボンメニューから簡易設定
配置を均等割り付けに設定する際はリボンメニューから直接設定はできませんが、繰り返しと同様にリボンメニューからセルの書式設定のダイアログボックスを開くことが可能です。
方向
縦書き
エクセルは普通に入力すると横書きで入力されますが、書式設定により縦書きに表示することも可能です。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
縦書きの場合も横位置の標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、左から2つ目の配置タブを開き、右側の【方向】に縦書きで「文字列」と書かれてる部分をクリックし、背景を白から黒に反転させます。
最後にOKを押すと、対象セルが縦書き表示になりました。
リボンメニューから簡易設定
配置を縦書きに設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。
縦書きの書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューにある方向アイコンの右にある小さな下向き矢印をクリックするとさらにメニューが出てくるので、縦書きをクリックしすると縦書き表示になります。
対象セルを選択して、もう一度同じ場所をクリックすると縦書き書式が解除され、横書きに戻ります。
斜め書き
エクセルは普通に入力すると横書きで入力されますが、書式設定により縦書きに表示することも可能です。
角度は細かく設定できますが、ここでは左回りに45度と右回りに45度を試してみたいと思います。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
斜め書きの場合も横位置の標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、左から2つ目の配置タブを開き、右側の【方向】に角度を入力する箇所があるので、設定したい角度を入力します。
また、半円形の箇所をクリックしても設定は可能です。
- 左回りに45度
対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスの【方向】の角度を入力するところに「45」と入力します。半円形の部分も連動しているので「文字列」という文字が左回り45度になりました。
最後にOKを押すと、対象セルに左回り45度の書式が設定されました。
- 右回りに45度
対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスの【方向】の角度を入力するところに「-45」と入力します。半円形の部分も連動しているので「文字列」という文字が右回り45度になりました。
最後にOKを押すと、対象セルに右回り45度の書式が設定されました。
リボンメニューから簡易設定
配置を斜め書きに設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。
斜め書きの書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューにある方向アイコンの右にある小さな下向き矢印をクリックするとさらにメニューが出てくるので、設定したい方向を選択します。
- 左回りに45度
リボンメニュー内の配置のメニューにある方向アイコンの右にある小さな下向き矢印をクリックし「左回りに回転」を選択すると、左回りに45度回転します。
対象セルを選択して、もう一度同じ場所をクリックすると斜め書き書式が解除され、横書きに戻ります。
- 右回りに45度
リボンメニュー内の配置のメニューにある方向アイコンの右にある小さな下向き矢印をクリックし「右回りに回転」を選択すると、右回りに45度回転します。
文字の制御
文字の制御は上記以外の配置に関する書式を設定する箇所になります。似たような書式で両端揃えと均等割り付けがありますので、違いについては下記リンクをご参照ください。
折り返して全体を表示
文字列がセル幅を超えた場合、セル幅を超える部分を複数行に渡って折り返して全体を表示してくれる書式になります。セル内改行とは違い、実際に改行されているわけではありません。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
折り返して全体を表示の場合も横位置の標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、左から2つ目の配置タブを開き、左中ほど【文字の制御】内の一番上にある折り返して全体を表示のチェックボックスにレ点チェックを入れます。
最後にOKを押すと、対象セルが折り返して全体を表示されました。
リボンメニューから簡易設定
折り返して全体を表示設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。
折り返して全体を表示の書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューにある折り返して全体を表示のアイコンをクリックします。
折り返して全体を表示のアイコンが凹んだような表示になり、選択したB2セル・B3セルに折り返して全体を表示の書式が設定されました。もう一度同じアイコンを押すと折り返して全体を表示の書式が解除され、セル内から文字列がはみ出した標準表示に戻ります。
縮小して全体を表示
文字列がセル幅を超えた場合、セル内に収まるように文字を縮小して全体を表示してくれる書式になります。書式の設定によるもので、実際にフォントサイズが小さくなるわけではありません。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
縮小して全体を表示の場合も横位置の標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、左から2つ目の配置タブを開き、左中ほど【文字の制御】内の真ん中にある縮小して全体を表示のチェックボックスにレ点チェックを入れます。
最後にOKを押すと、対象セルが縮小して全体を表示されました。
リボンメニューから簡易設定
縮小して全体を表示にする際はリボンメニューから直接設定はできませんが、繰り返しと同様にリボンメニューからセルの書式設定のダイアログボックスを開くことが可能です。
セルの結合
セルの結合は、2つ以上の複数セルを1つのセルに結合する書式設定となります。
ただし、セルの結合には十分注意が必要です。
1枚のみのプリントなどであればレイアウトを整えるのに重宝しますが、データ形式になっている場合は、セルを結合することでフィルター設定や関数使用に悪営業が出てしまい正しい結果が表示されないことがあるので、可能な限りセルの結合は使用しない方が賢明です。
セルの結合を使用して問題ないか判断に迷う場合は、選択範囲内で中央揃えのご使用をお勧めします。
ですが、1枚のみのプリント形式のものや、結合しても差し支えのないものの場合は、簡単にレイアウトを整えることができるので、使用頻度が高めの書式でもあります。
書式設定のダイアログボックスから詳細設定
セルの結合の場合も横位置の標準同様に、対象セルを選択した状態でセルの書式設定のダイアログボックスを開き、左から2つ目の配置タブを開き、左中ほど【文字の制御】内の一番下にあるセルの結合のチェックボックスにレ点チェックを入れます。
最後にOKを押すと、対象セルが結合されました。
セルの書式設定のダイアログボックスからセルの結合を行った場合、同時に横位置の中央揃えにはならないので、必要な場合はセルの結合を行う際に、一緒に横位置を中央揃えにする必要があります。
リボンメニューから簡易設定
セルの結合を設定する際はリボンメニューからも設定が可能です。どちらかというとセルの書式設定のダイアログボックスからではなく、リボンメニューからの設定の方が使用頻度は高いと思います。
セルの結合の書式設定をしたいセルを選択した状態で、ホームタブをクリックし、配置のメニューにあるセルを結合して中央揃えのアイコンをクリックします。
セルを結合して中央揃えのアイコンが凹んだような表示になり、選択したA2セル・B2セルが結合され、2つでA2セルとなりました。もう一度同じアイコンを押すとセルを結合して中央揃えの書式が解除され、2つのセルはそれぞれA2セルとB2セルに戻ります。
まとめ
配置の書式設定をご紹介しました。
かなり長くなってしまいましたが、セルの書式設定は最初にしっかり押さえておく方が後の学習がスムーズに進むので、是非マスターしておきましょう!
動画でもご紹介していますので、動画を見ながら操作を確認したい方は下記からどうぞ!
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