【Excel初心者向け】簡単!基本のショートカット

ショートカット入門 ショートカット
この記事は約16分で読めます。

触ったことのない人でも、簡単に覚えられるExcelショートカット! ショートカットを覚えれば、作業効率は初心者でも5倍以上!!使いこなせば作業効率10倍アップ!

まずは基本的なショートカットをご紹介。 少しずつショートカットを覚えてサクサク処理の第一歩から始めましょう♪

コピー&ペースト

コピー&ペースト=コピペ と略して表現されることが多いですが、非常に使用する機会が多いショートカットになります。まずは一番ノーマルな、単純に「コピーして貼る」作業のショートカットのご紹介です。使用頻度はかなり高いので、ぜひ覚えてくださいね!

コピー

コピーしたいセル選択します。今回はB2セルをコピー&ペーストしたいのでB2セルを選択した状態で、キーボードの Ctrl を押しながら C を押します。そうするとB2セルの周囲が点線で囲まれます。これがコピーできましたよ!という合図です。

ペースト

コピーしたセルを貼りたいセルを選択。今回はF2セルに貼りたい(ペーストしたい)のでF2を選択した状態で、キーボードの Ctrl を押しながら V を押すと貼り付け(ペースト)完了です。

この時、コピー元のB2セルの周囲が点線で囲まれている間は、何度でも別のセルに貼り付け可能です。

もう貼り付けは必要ないとなった場合、キーボードの左上にある Esc キーを押すとB2セルの周囲を囲んでいる点線は解除され、これ以上貼り付けはできなくなります。

形式を選択して貼り付け

ペーストで紹介したように、普通にペーストするとセルの色や罫線、数式やフォントなど、全て貼り付けされます。でも、実際にはそれでは困るケースが多くあります。「値で貼付してください」や「数式のみ貼付してください」など貼り付ける際の注意書きがされていることもあります。その時に使用できるのが「形式を選択して貼り付け」となります。

ショートカットを使用しない場合、マウスで右クリック→貼付する形式を選択すると思いますが、これもショートカットを使用すればグッと効率が上がりますのでご紹介しますね!

値で貼付

まず Ctrl + C でコピーします。貼り付けたい場所、今回はF2を選択した状態でキーボードの Ctrl を押して Alt を押した状態で V を押します。すると「形式を選択して貼り付け」というダイアログボックスが出てきます。ボックス内に「値」や「数式」などがあり最後に(V)などのアルファベットが表示されているのが分かります。

今回は「値で貼付」なので、キーボードで V を押した後に Enter を押して完了です。セルの色や罫線は貼付されず、セルの値である「北海道」だけが貼り付けられましたね。

書式のみ貼付

値で貼付と同じく、コピーしたら、貼りたいセルを選択して Ctrl + Alt + V で形式を選択して貼付のダイアログボックスを出します。今回は「書式のみ」貼り付けたいので T を押してから Enter を押します。

セル内の値は貼付されずに、セルの色と罫線のみが貼り付けられましたね。

数式の貼付

下記のような表があった場合、数式をオートフィルでコピペすると罫線の太さが違うので、本来は最下段の罫線は太線でないといけないのに、実線に上書きペーストされてしまいます。

それを防ぐために、オートフィルをする際にマウスを右クリックしながらオートフィルをし、書式なしコピーをすることがあると思います。ただ、それだと一度マウスに手を持って行かなくてはならないので、今回はショートカットで「数式のみ貼付」という方法をご紹介します。

値で貼付と同じく、コピーしたら、貼りたいセルを選択して Ctrl + Alt + V で形式を選択して貼付のダイアログボックスを出します。今回は「数式のみ」貼りたいので F を押してから Enter を押します。

罫線の太さは変更されることなく、数式のみが貼り付けられましたね。

行/列を入れ替えて貼付

下記のような表を、 行と列を入れ替えて別のシートに貼付したいという場合に、それぞれパーツごとに分けてコピペしていては時間がかかってしまうので、一括で「行/列を入れ替えて貼付」できるショートカットをご紹介します。

まずは全体をコピーして、貼付したい場所のセルを選択します。この時、貼付したい場所は全体的に選択しなくても、表の始まりとなる左上の角のセルだけを選択すればOKです。コピーしたら Ctrl + Alt + V で形式を選択して貼り付けのダイアログボックスを出し、キーボードの E を押し「行/列の入れ替え(E」のチェックボックスにレ点チェックを入れます。最後に Enter を押して確定させます。

ダイアログボックス内の「値で貼付」や「書式のみ貼付」「数式のみ貼付」など、ラジオボタンで選択可能な項目と、□のレ点チェックで選択可能な項目は両方選択可能です。

複数のセルを一括選択&セルの移動

複数行/列を一括で選択する

下記の表のように、最初の行の「北海道」から最後の行の「沖縄」までを全部選択したい場合、マウスを使用して全部選択していると行が少ない時は良くても、何千、何万行あった場合はマウスでは限界がありますね。これもショートカットで一瞬で全部選択できるので、一緒にやっていきましょう!

まず最初に選択したい行のセルを選択します。今回は「北海道」を選択します。

その状態でキーボードの Ctrl + Shift を押してからデータが入ってる方向の矢印キーを押します。今回は下にデータが入っているので を押します。

更に2列選択したい場合は、 Shift キーはそのまま押した状態で、Ctrl からだけ指を離し、矢印キーを から に変えるだけで2列や3列の選択も可能です。

表全体の選択

複数行/列の選択ではなく、その表全体を選択したい場合は「表全体を選択」するショートカットがあるので、ご紹介しますね。

表内の「データが入っているセル」もしくは、「データが入っているセルに隣接したセル」を選択します。詳細は後述しますが、必ずどちらかのセルを選択しないと正しく表全体を選択できないので注意してください。

キーボードの Ctrl を押しながら A1回押します。表全体が選択できましたね。

ちなみに Ctrl + AA2回押すと、1回目は上記の通り表全体を選択しますが、2回目はExcelシート全体を選択してしまいます。

最初に、表内の「データが入ってるいるセル」もしくは、「データが入ってるセルに隣接したセル」を選択すると記載しましたが、データが何も入ってないセル 且つ 隣接するセルにもデータが入っていないセルを選択して Ctrl + A を押すと、同じくExcelシート全体を選択しまうので注意してください。

セルの移動

複数のセルを選択するのではなく、たくさんある行や列のうち、最終行や最終列に移動したいだけの場合は、移動したい行や列内のデータが入っているセルを選択し Ctrl を押した状態で、行なら を、列なら を押すだけでデータが入っている最後の行や列に移動してくれます。

では、何もデータの入ってない空白のセルを選択した状態で Ctrl + を押してみましょう。すると今後は、次にデータが入ってるいる最初の行まで移動します。

では、下に何もデータが入っていない状態で空白セルを選択し、Ctrl + を押すとどうなるか。押してみましょう。Excelシートの最終行までジャンプしましたね。

セルの移動
セルの移動
最終行までジャンプ
最終行までジャンプ

最後にどの位置にいても、例え最終行のセルを選択している状態でも、Ctrl + Home を押すとA1セルに一瞬で戻ってきますので、ご安心くださいね。

行/列の選択・追加と削除・非表示と再表示

行/列の全体を選択したいときにマウスに手を戻すのではなく、キーボードのショートカットで選択します。行/列の全体を選択したいときは、大きく分けると「行/列の追加・削除」がしたい場合、「行/列を非表示・再表示にしたい」場合が多いかと思いますので、これも一緒にご紹介していきます。このショートカットは日本語入力になっていると使用できませんので、下記の場所が 「あ」ではなく「A」になっていることを確認してください。なっていなければ左上の 半角/全角 キーで切り替えてください。

行/列の選択

行全体を選択したい場合、選択したい行内にあるセルを、どこでも良いので選択してから Shift + Space を押します。行全体が選択できましたね!複数行を選択したいときは行全体を選択した状態で Shift と矢印キーを押すと複数行の選択が可能です。

列全体を選択したい場合は、同じく選択したい列のどこでも良いので選択してから Ctrl + Space を押すと列全体を選択できましたね!複数列を選択したいときは、行のときと同じく Shift と矢印キーを押して複数列を選択します。

行/列の追加と削除

行を追加したいときは、選択している行の上に新しい行が追加されるので、増やしたい行のひとつ下の行全体を選択した状態で、Ctrl を押して を押します。行が追加されましたね!

列を追加したいときは、選択している列の左に新しい列が追加されるので、増やしたい列のひとつ右の列全体を選択した状態で、Ctrl を押して を押します。列が追加されましたね!

行を削除したいときは、削除したい行の行全体を選択した状態で、Ctrl を押して を押すと行が削除されます。

列を削除したいときは、削除したい列の列全体を選択した状態で、Ctrl を押して を押すと列が削除されます。

行/列の非表示・再表示

行を非表示にしたいときは、行全体を選択します。行全体を選択した状態で Space を押しながら F10 を押します。今回は非表示にしたいので、キーボードの H を押すと3行目が非表示になりました。

行を再表示したいときは表示させたい前後の行を選択します。3行目を再表示させたい場合、2行目と4行目を同時に選択します。

その状態で SpaceF10 を押してメニューを表示させ、キーボードで再表示の U を押すと、3行目が再表示されましたね。

列を非表示にしたいときは、列全体を選択します。列全体を選択した状態で Space を押しながら F10 を押します。メニュー内に「非表示(H)」とあるので、キーボードの H をすとC列が非表示になりました。

列を再表示したいときは、表示させたい左右の列を選択します。C列を再表示させたい場合、B列とD列を同時に選択します。

その状態で SpaceF10 を押してメニューを表示させ、キーボードで再表示の U を押すと、C列が再表示されましたね。

元に戻す・やり直し

元に戻す

たった今やった作業を元に戻したい!というときはマウス操作で下記の矢印をクリックして行うと思いますが、Ctrl を押しながら Z を押すことで元に戻すショートカット操作が可能です。

やり直し

元に戻した作業を、再度やり直したいときは マウス操作で下記の矢印をクリックして行うと思いますが、これも Ctrl を押しながら Y を押すことで、やり直しのショートカット操作が可能です。

検索と置換

検索

一覧から特定の値を検索したいときは、Ctrl を押しながら F を押します。すると「検索と置換」というダイアログボックスが出てくるので、「検索する文字列」のテキストボックスに検索したい値を入力します。今回は「広島」と入力してみました。最後に Enter を押すと広島という値が入っているB35セルにジャンプしましたね。

置換

一覧から特定の値を置換したいときは、Ctrl を押しながら H を押します。検索と同様に「検索と置換」というダイアログボックスが出てきますが、今回は「置換」タブが開いて出てきますので、検索する文字列に「広島県」、置換後の文字列に「広島」と入力します。

一覧内のすべての文字列を置換したい場合は、すべて置換(A)なのでキーボードの Alt を押しながら A を押すと一括で全て置換されます。今選択されているセルだけを置換するときは、Alt を押しながら R を押します。「広島県」が「広島」に置換されましたね。

ファンクションキー

キーボードの F1F12 キーは「ファンクションキー」と言います。このファンクションキーは様々なショートカットとして使用できるので、ぜひ覚えてくださいね。ノートパソコンの場合は、Fn キーを同時に押したり、ノートパソコン独自の操作が割り当てられている場合があるので、ここでご紹介するショートカットと違う動きをする場合は、ノートパソコンの説明書を確認して設定を変更してみてくださいね。

ヘルプ

F1 開いているアプリケーションのヘルプ画面を表示させます。

セルの編集/フォルダ名・ファイル名の変更

F2 ExcelとWindowsとで2種類のショートカットとして機能します。

Excel内ではセルを選択した状態で F2 を押すとセルをダブルクリックした状態と同じく、セル内の編集が可能になります。

Excel以外で使用するときは、フォルダ名やファイル名を変更するときに使用します。名前を変更したいフォルダ・ファイルを選択した状態で F2 を押すと名前の編集が可能になります。

繰り返し作業/絶対参照

F4 使用場面によって2種類のショートカットとして機能します。

Excelでひとつ前に行った作業を繰り返したいときに使用します。作業を行った後、次に同じ作業をしたいセルに移動し F4 を押すと、ひとつ前に行った作業を繰り返してくれます。

Excelで関数を組んだ際、「絶対参照」「相対参照」「複合参照」というものを設定する必要があります。この時、選択した範囲で F4 を押すことで3つの参照方法を設定します。

※絶対参照・相対参照・複合参照については別ページ&別動画でご紹介していますので、そちらをご確認ください。

カタカナ変換

文字を入力し F7 を一度押すと、入力した文字を全て全角カタカナに一括変換してくれます。Enter キーで確定する前に、もう一度 F7 を押すと最後の一文字だけ、ひらがなに戻ります。もう一度 F7 を押すと最後から2文字がひらがなに戻ります。確定前であれば、押した回数分だけ文字の後ろから一文字ずつひらがなに戻り、最後は全てひらがなに戻り、それでも F7 を押すと、また全て全角カタカナになります。Enter で確定するまで、F7 を押すたびに上記を繰り返します。

文字を入力し F8 を一度押すと、入力した文字を全て半角カタカナに一括変換してくれます。Enter キーで確定する前に、もう一度 F8 を押すと最後の一文字だけ、ひらがなに戻ります。もう一度 F8 を押すと最後から2文字がひらがなに戻ります。確定前であれば、押した回数分だけ文字の後ろから一文字ずつひらがなに戻り、最後は全てひらがなに戻り、それでも F8 を押すと、また全て半角カタカナになります。Enter で確定するまで、F8 を押すたびに上記を繰り返します。

ローマ字変換

文字を入力し F9 を一度押すと、入力した文字を全て全角ローマ字の小文字に一括変換してくれます。Enter キーで確定する前に、もう一度 F9 を押すと 全角ローマ字の大文字に一括変換されます。もう一度 F9 を押すと頭文字だけ大文字となり後は小文字となります。確定前であれば、押すたびに上記の変換を繰り返します。

文字を入力し F10 を一度押すと、入力した文字を全て半角ローマ字の小文字に一括変換してくれます。Enter キーで確定する前に、もう一度 F10 を押すと 半角ローマ字の大文字に一括変換されます。もう一度 F10 を押すと頭文字だけ大文字となり後は小文字となります。確定前であれば、押すたびに上記の変換を繰り返します。

全画面表示/グラフ作成

画面上で F11 を押すと全画面表示になります。Excel内で F11 を押すと新しいシートにグラフを作成します。

新規保存

ファイルを新規保存したい場合、下記画像のファイルから「名前を付けて保存」を選択し保存すると思いますが、F12 を押すことでファイルを新規保存のショートカット操作が可能です。

リボン内のショートカット

リボン内の操作もショートカットにて行うことが可能です。使用頻度の高いショートカットを少しだけご紹介します。

ホームタブ

ホームタブ内には、罫線やフォント変更、セルの色付け、配置など使用頻度の高いものが多くあります。まず操作を行いたいセルを選択した状態で Alt を押します。するとリボンタブのショートカットが表示されます。ホームタブを操作したいので、Alt を押した後に H を押します。この時、他のショートカットと違って、Alt を押しながらではなく、Alt 押した後、指を離してから H を押します。

そうするとホーム内の各操作にもショートカットキーが表示されるので、操作したいキーをキーボードで選択します。例えば罫線であれば B を押してさらに罫線の種類を選択するメニューを表示させます。セルの色付けなら H を押して色を選択するメニューを表示させます。

表示タブ

同じく操作をしたいセルを選択した状態で、Alt を押してリボンタブのショートカットを表示させます。今回は表示をタブを開きたいので、W を押します。

例えばウィンドウ枠の固定をしたい場合、キーボードの F を 押してウィンドウ枠の固定に関するメニューを表示させます。

まとめ

Excelを使用する上で、基本的な、そして使用頻度が高いと思われるショートカットをいくつかご紹介しました。他にもたくさん便利なショートカットがありますので、この機会に少しずつ覚えて、作業効率を大幅にアップさせましょう!

動画でもご紹介していますので、動画を見ながら操作を確認したい方は下記からどうぞ!

Excelショートカット20選!

励みになります!高評価とチャンネル登録よろしくおねがいいたします。

ショートカット
にゃんこをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました