HSTACK関数とは
HSTACK関数は複数の配列や範囲を横方向に統合してくれる関数となります。
同じシート内にある複数の配列や範囲はもちろん、別シートにある配列や範囲も統合可能なので、使いこなすとすごく便利な関数ですので、この機会にぜひマスターしておきましょう!
練習用ファイルを準備しましたので、必要な方は下記よりダウンロードしてくださいね。
同じシートのデータを統合
同じシートのデータを統合する方法を、実際に操作しながら見ていきましょう。
A~C列に商品一覧があります。この商品一覧の中から「商品名」と「単価」をE列とF列にそれぞれ転記したい場合、スピル機能だとB列の「商品番号」がジャマで思ったように表示できないです。
こういう場合はHSTACK関数を使うことで正しく表示できるので、一緒にやってみましょう!
統合表示させたい範囲の最初のセルになるE2セルにHSTACK関数を入れていきます。
途中まで入力すると候補が上がってくるので、HSTACK関数を選択して Tab キーで使用関数を確定させます。

使用関数を確定させたら、第1引数を入力します。
HSTACK関数の第1引数は「統合したい1つ目の配列や範囲」となります。
今回だと、まず「商品名」の範囲となるので、A2セル~A7セルが第1引数となります。

第1引数を入力したら、カンマ , を打って第2引数に進みます。
HSTACK関数の第2引数は「統合したい2つ目の配列や範囲」となります。
今回だと、2つ目は「単価」が範囲となるので、C2セル~C7セルが第2引数となります。

このように、統合したい配列や範囲を順番に引数に入れていくだけです。
2つならここで Enter を押せば完了となります。
E列、F列に正しく表示されました。

統合したい配列や範囲が3つ以上ある場合は、第3引数、第4引数と引数を入力するごとにカンマ , を打って順番に入れていきましょう。
=HSTACK(1つ目のデータ範囲,2つ目のデータ範囲)
=HSTACK(A2:A7,C2:C7)
別シートのデータを統合
別シートにあるデータを統合する方法を、実際に操作しながら見ていきましょう。
「2023年度」~「2025年度」シートのA1セル~C2セルの内容を、HSTACK関数_基本②シートのA1から横に並べて表示させてみましょう。
統合表示させたい範囲の最初のセルになるA1セルにHSTACK関数を入れていきます。
途中まで入力すると候補が上がってくるので、HSTACK関数を選択して Tab キーで使用関数を確定させます。

HSTACK関数の第1引数は「統合したい1つ目の配列や範囲」となります。
今回は別シートのデータになるので、まず最初に統合したいシートを選択します。
統合したいシート最初のシートは「2023年度」シートなので、最初に「2023年度」を選択します。

「2023年度」のシートを選択したら Shift を押しながら最後のシート「2025年度」シートを選択します。
続けてデータの範囲を指定していきます。
今回は各シートののA1セル~C2セルなので、「A1:C2」と数式バーに範囲を直接手入力で入力します。

最後に Enter を押して完了です。
各シートのA1~C2セルが横方向に統合されました。

=HSTACK('統合したい最初のシート:統合したい最後のシート!データ範囲)
=HSTACK('2023年度:2025年度'!A1:C2)
まとめ
HSTACK関数の基本的な使い方をご紹介しました。
どちらかというと、縦方向に統合してくれるVSTACK関数の方が使用頻度は高いと思いますが、スピル機能だと思ったように表示できない、一つのデータの特定の列だけを別の場所に抜き出したい場合などには活躍してくれるので、ぜひこの機会にマスターしておきましょう!
動画でもご紹介していますので、ぜひ動画も確認しながらマスターして下さいね。

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