文字列を自由自在に切り取り可能!LEFT&RIGHT&MID関数の使い方とおまけのTRIM関数

LEFT_MID_RIGHT関数 関数
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セル内の文字列を部分的に切り取る

1つのセル内に入った文字を一部だけ抜き取りたい時に大活躍する関数です。

知っていると、いざという時にとても便利なので是非覚えてくださいね。
また、余分なスペース(余白)を一括削除してくれるTRIM関数も一緒にご紹介しているので、まとめて覚えておきましょう。                                                                             

練習用ファイルを用意したので、必要な方は下記よりダウンロードしてくださいね。

LEFT関数

セルに入っている文字列を左端から指定した文字数だけ抜き取る関数になります。

下の図を使って説明していきます。
図のように郵便番号のハイフンから左と右に分けたい場合、左側をLEFT関数で抜き取ります。

B2セルに = を入れ、続けてLEと入力すると候補が出てくるので、キーボードの矢印キーで「LEFT」を選択して Tab キーで確定させます。

次に文字列を入力するように表示が出ます。ここで指定する文字列は、抜き取り元の文字列となるので、今回はA2セルを選択してキーボードのカンマ , キーを打ちます。

次に文字数を入力するように表示が出ていますので、左から何文字抜き取るのかを指示します。今回は3文字なので「3」と入力したらEnter キーを押します。

B2セルにA2セルの郵便番号の左から3文字が抜き取られて表示されました。

B2セル右下の緑の■(フィルハンドル)をダブルクリックして、下までオートフィルで数式を反映させれば完成です。

最後までLEFT関数が反映されました。

=LEFT(対象セル番地,左から抜き取る文字数)
=LEFT(A2,3)

セルに入っている文字列を右端から指定した文字数だけ抜き取る関数になります。

下の図を使って説明していきます。
図のように郵便番号のハイフンから左と右に分けたい場合、右側をRIGHT関数で抜き取ります。

C2セルに = を入れ、続けてRIと入力すると候補が出てくるので、キーボードの矢印キーで「RIGHT」を選択して Tab キーで確定させます。

次に文字列を入力するように表示が出ます。ここで指定する文字列は、抜き取り元の文字列となるので、今回はA2セルを選択してキーボードのカンマ , キーを打ちます。

次に文字数を入力するように表示が出ていますので、右から何文字抜き取るのかを指示します。今回は4文字なので「4」と入力したらEnter キーを押します。

C2セルにA2セルの郵便番号の右から4文字が抜き取られて表示されました。

C2セル右下の緑の■(フィルハンドル)をダブルクリックして、下までオートフィルで数式を反映させれば完成です。

最後までRIGHT関数が反映されました。

=RIGHT(対象セル番地、右から抜き取る文字数)
=RIGHT(A2,4)

MID関数

セルに入っている文字列の途中を指定した文字数だけ抜き取る関数になります。

下の図を使って説明していきます。
図のように郵便番号のハイフンだけを抜き取りたい場合、MID関数で抜き取ります。

D2セルに = を入れ、続けてMIと入力すると候補が出てくるので、キーボードの矢印キーで「MID」を選択して Tab キーで確定させます。

次に文字列を入力するように表示が出ます。ここで指定する文字列は、抜き取り元の文字列となるので、今回はA2セルを選択してキーボードのカンマ , キーを打ちます。

次に開始位置を入力するように表示が出てますので、A2セルの左から何文字目が開始位置かを入力します。今回は4文字目が開始位置なので「4」と入力し、キーボードのカンマ , を打ちます。

最後に文字数を入力するように表示が出ていますので、開始位置から何文字抜き取るのかを指示します。今回は1文字なので「1」と入力したらEnter キーを押します。

D2セルにA2セルの郵便番号途中にあるハイフン(-)のみ抜き取られて表示されました。

D2セル右下の緑の■(フィルハンドル)をダブルクリックして、下までオートフィルで数式を反映させれば完成です。

最後までMID関数が反映されました。

=MID(対象セル番地,左から数えた開始位置,開始位置から抜き取る文字数)
=MID(A2,4,1)

TRIM関数

余分なスペース(余白)を一括削除してくれる関数になります。

下の図を使って説明していきます。図のようにセル内にある余分なスペースを削除したい場合、TRIM関数を使用して一括削除します。

B2セルに = を入れ、続けてTRと入力すると候補が出てくるので、キーボードの矢印キーで「TRIM」を選択して Tab キーで確定させます。

次に文字列次を入力するように表示が出ます。ここで指定する文字列は、余分なスペースを省く元の文字列となるので、今回はA2セルを選択して Enter を押します。

A2セルにに入っていた余分なスペースが削除されてB2セルに表示されました。

B2セル右下の緑の■(フィルハンドル)をダブルクリックして、下までオートフィルで数式を反映させれば完成です。

最後までTRIM関数が反映されました。

TRIM関数の注意点

TRIM関数は余分なスペースを削除してくれますが、指定したセルが氏名だった場合、姓と名の間にあるスペース1つだけは余分なスペースと認識しません。下記の図を使って説明していきます。

A1セル・A2セルは、それぞれ全角・半角1つのスペースのため、TRIM関数を使用してもスペースは削除されません。A4セル・A5セルセルは、それぞれ全角・半角スペースが2つ入っているので、それぞれ1つだけスペースが削除されます。

最後にA6セル・A7セルはそれぞれ半角スペースと全角スペースが1つずつ入っています。この場合は、後ろに入っているスペースを余分なスペースと判断するため、それぞれ後ろに入っているスペースが削除されます。TRIM関数を使用した後の見え方をD列に表示しています。

=TRIM(対象セル番地)
=TRIM(A2)

まとめ

1つのセル内に入った文字を一部だけ抜き取る方法と、余分なスペースと一括削除する方法をご紹介しました。フォーマットを整えたい時や、データを加工する際に役立つので、是非マスターしてくださいね!

動画でもご紹介していますので、動画を見ながら操作を確認したい方は下記からどうぞ!

LEFT・RIGHT・MID・TRIM関数

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